06 新ジャンルの開拓(1)


前から興味を持っていた××について、思いがけず、書籍の原稿を書く機会を得ました(その3参照)。おかげでそこそこ知識はついたので「いっそのこと、××を専門分野にしてみる?」と考えたりもしたのですが、ウサ吉は××について、専門分野としてやっていきたいほどの思い入れはありません。

じゃあ、専門分野は何にしよう? と考えていたとき、ずいぶん前に知り合いのAさんに言われた言葉を思い出しました。

あるとき、占いをやっているAさんが「ウサ吉さんのライフワークは、(占いでみたところ)■×▲について追求することだよ」と教えてくれたのです。でもそれを聞いたときは、「なんか意外! ■×▲にはあまり興味がないのにー」と軽く聞き流していました。

でもウサ吉は、■×▲という分野に対して、趣味としてではなくライターの専門分野としては「将来性のある分野だな」と興味を持っていました。

えーい、この際だからこれでいっちゃえ!

ところが、リサーチしてみても「ここで書きたい!」と思えるような雑誌が見つかりません。「やっぱり、ウサ吉には向いてないのかも」と思っていたところ、ひとつだけ見つけました!

その雑誌はまだ創刊されたばかりで、今のところ「月刊K」の増刊号というかたちで出ているようです(でも、月刊Kとは内容はかなり違う)。「じゃあ、ここに売り込みに行ってみる?」と思ったけれど、ウサ吉にはそんな勇気はありません。そこで、その雑誌のHPをブックマークして、毎日毎日「この雑誌で書きたいな〜♪(←歌ってる)」とつぶやいていました。

そんなウサ吉の気持ちを、天が聞き入れてくれたのか!? ある日、同業者のBさんから「ウサ吉さん、月刊Kで仕事しない?」という電話がありました。

惜しいっ! 前後賞!

とも思いましたが、喜んでその仕事を受けました。そして月刊Kの編集者・Cさんに、「あの〜、実は増刊号で仕事がしたいんですけど」と話して、増刊号の編集長にプロフィールを渡してもらいました。

それから1週間ほど経ったあと、Cさんと会ったときに聞いてみたら「けっこういいカンジでしたよ」という返事。そこで、ウサ吉は編集長に早速連絡を取り、「プロフィール見ましたよ。1度、会って話しましょう」と言われ……。

といいたいところですが、どうも恥ずかしくて連絡できず、「連絡しなきゃ、しなきゃ」と思いつつも、結局それっきりになってしまいました。なんてこった!

 

でも今回のことで、ひとつ発見もありました。■×▲というのは、ウサ吉にとって縁のない分野だと思っていたので、「その分野に関して、過去にこういう仕事をしています」と、自分が記事を書いたページのコピーを送ろうにも、何もないと思っていました。ところが、意外とやっていたのです。

そのことに気づいたのは、プロフィールを作成しているとき。

たとえばウサ吉が、「ダイエット」を専門分野にしようと考えたとします。そして過去に「都内のおいしい店」というテーマでオーガニックレストランについて、「もうひとつのハワイの楽しみ方」というテーマでホノルルマラソンについて、原稿を書いたことがあるとします。すると、これらの記事は「ダイエット中でも楽しめるヘルシーなレストラン」「マラソンで痩せる体作り」という見方もできるので、「ダイエットに関する記事」と分類できるのです。

そうすると、プロフィールの構成も変わってきます。なるべくアピールしたい分野を先頭に持ってきて、これらの記事のタイトルを並べると、あ〜ら不思議!(でもないな) 「私は、■×▲についてそこそこ仕事をやってますよ」というイメージに変わってしまうではありませんか! つまり、自分が「こう見られたい」という方向に、プロフィールは変えることができるのですね。

これって、ちょっとカッコいい表現を使うと

「自分のライタ−像というのは、自分でプロデュースできる!」

ということ。このことに気づいたことが、今回の大きな収穫でした。そしてそれ以来、渡す相手によっては、プロフィールを少しずつ変えることが増えました。