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■ 03 いきなり1冊
あちゃ〜、次の仕事はきっとボツだわ〜。 実はこの仕事の打ち合わせのとき、「このムックが終わったら、××についての書籍を作る予定なので、ライターを探しているんです。興味がある人はいませんか?」と言われていたのです。しかも「××の知識がなくてもOK。××に興味を持っていて、初心者の視点で書ける人がいい」とのこと。 ××というのは、ウサ吉がちょうど最近、興味を持ち始めていた分野。仕事とは関係なく趣味としてやってみたかったのですが、仕事をしながら覚えることができるなんて願ってもない話。「やらせてください!」と立候補しました。だから、この書籍の仕事を楽しみにしていたのですが、ウサ吉が悪いのだから仕方ありません。 ところが、ちゃんとその書籍の話がきました。「日程がタイトだったのだから、あのくらいの遅れはまぁ許そう」ということのよう。 早速、内容や日程について打ち合わせです。どうやらこの書籍のシリーズは、これまでずっとこの編プロの人が書いていたようです。そして「私ならこの本は1週間で書けちゃいますねー。ウサ吉さん、何日ぐらいで書いてもらえますか?」と聞かれて、とっさに「えーと、じゃあ倍の2週間で」と答えてしまいました(バカー)。 そして、大ざっぱに 〆切りまでの日数÷ページ数 で計算して執筆スケジュールを立てたのですが、作業を始めてみると、これには無理があることに気づきました。まず、まったく知識のない内容なので、勉強してその分野の「全体像」をつかむまでの時間がかなり必要(専門家に取材もしたけれど、それだけではもちろん把握しきれない)。また、途中でわからないことが出てきて、調べたりする時間も必要です。さらに、この書籍以外の仕事もやっているということを、まったく考慮していなかった! というわけで、またもや〆切りを守れず、この原稿を書いている間は「あ〜、どうしようどうしよう」と追い詰められっぱなし。終わったときは、心の底からほっとしました。
この仕事をやってみて思ったのは、ウサ吉は自分の書くスピードを全然把握できていないんだわ! ということ。そういえば、編プロで働いていた頃もよくそれが原因で怒られていました。上司に「ウサ吉さん、原稿はいつ頃あがりそう?」なんて聞かれて 「あ、明日の夕方までには終わらせますっ!」 と言っておきながら、約束の時間になっても予定の半分しかできてなかったりするのです。 これは今後の課題だわ〜。
また、「書籍の仕事のおもしろさ」を発見したのも収穫でした。書籍は雑誌と比べて刺激的ではないけれど、ひとつのテーマについて深く掘り下げて調べるので、知識が自分の中に定着しやすい。細かいところは忘れてしまうけれど、後で自分で書いた本を読みながら確認する、ということもできます。自分が書いた書籍を、書店や図書館などで長期間見かけるのもうれしい(実用書なので、ウサ吉の名前は奥付に載ってるだけですが)。 ギャラに関しては、ページ単価は雑誌と比べて安いのですが、トータルのページ数が多いのでけっこうな金額になります(その後、いろんな仕事を体験してみて、実はこの書籍の仕事は、ウサ吉にとってはかなり割のいい仕事だったということが判明!)。 これまでウサ吉は、自分が編プロ出身ということもあり(仕事はハードなのに安月給)、編プロに対していい印象を持っていなかったのですが、新ジャンル開拓には編プロも悪くないかも? と思うようになりました。 |