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■ 08 ウサ吉、ライタースクールに行く
そしてとうとうライターコースの開講日。「ま、1年間も通 えばちょっとは書けるようになるかもね」という軽〜い気持ちで出席しました。ところが30数名のクラスメイトは、「書くことが大好き!」「将来は書く仕事に就きたい」というような人がほとんど。学生時代からこれまでずっと「どうやって書くことから逃れようか?」ということばかり考えていたウサ吉は、みんなの熱気にクラクラしてしまいました。 初日から、早速宿題がいくつか出されました。その中のひとつに「1週間で印象に残った出来事のレポート」というものがあり、この宿題に関しては、毎週提出するように言われました。そして、特に優秀なものは「今週の優秀作品」としてクラス全員にコピーして配られるということも知らされました。ウサ吉は、社会人になってから、人に見せる文章なんて手紙ぐらいしか書いたことがありませんでした。でも自分の文章が選ばれるはずはないだろうから、先生に手紙を書くような感覚で、ワープロで楽しくパタパタパタ〜と打って2回目の授業の日に提出しました。 ところが先生ったら、全員の文章をコピーして配っちまった! 初回なので特別に、ということでそうなったらしいのですが、ウサ吉にとってはまさに「やられた〜」という感じでした。帰りの電車の中で読んでみると、やっぱりみんなライター志望と言うだけあってうまい! それに比べてウサ吉の書いた文章なんて、小学生の作文のようでした。そこで、家に帰ったウサ吉は、まずは全員の文章をじっくり読むことにしました。そして、気に入った表現や共感した言葉に蛍光ペンで線を引いていきました。すると、ウサ吉の心を引き付ける文章とはどういうものなのか、だんだん見えてきました。それはこの3つ。 【その1】 【その2】 【その3】 この基準で改めて自分の文章を読んでみても、確かにどれも当てはまらないのです。「うーん、何も考えずに書いちゃったもんな」と反省したウサ吉は、今度は気合いを入れて書いてみました。 2回目の「今週の優秀作品」には7人の作品が載りました。でもウサ吉の文章は、その中には入っていませんでした。 |