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第6回 毎月こんな感じ(その1)

雑誌の攻略記事を書く具体的な手順というものを、ここでひとつご紹介しておきましょう、2回にわけて。僕が最近やっている仕事は月刊誌です。仕事は毎月15日頃から始まり、翌月上旬まで作業が続きます。そしてそれが翌月の20日頃に店頭に並ぶ。そんなサイクルです。

仕事あります
15日前後、編集のKくんから電話がかかってきます。Kくんは僕が前に勤めていた出版社の後輩ですが、年齢的にはひとつ上で、現在は僕に仕事をくれる人なので上下関係が微妙です。お互い、タメ口だったり丁寧語だったりします。といっても二人ともあまり気にしてませんけど。

「はい、もがみです」


「あ、ども。R社のKですけど」

「どもー」


「もがみさん、最近どう? 仕事あるんですけど、お願いしてよい?

「ほいほい。どんな仕事?」


「8ページの攻略記事。RPGなんだけど」

「ふーむなるほど。日程は?」


「20日にラフ出し、月末に原稿アップくらいな感じ?」

「(スケジュールを見ながら)了解了解。やるやる〜」


ってな感じで話がまとまります。場合によってはもっと早くに連絡があって「4ページ仕事あるから身体空けといてね」ってなこともあります。


打ち合わせ〜ラフ出し

電話の翌日くらいに編集部まで行ってKくんとテーブルを囲んで打ち合わせ。資料などを見ながら記事の方向性を軽く話し合います。「このゲームだったら、こんなことを載せたいよね」「こういうレイアウトがいいんじゃない?」「バカっぽくやる?」「いや、このページは真面 目な感じがいい」ってなことを話し合います。

その後、ソフトと資料を借り受けて持ちかえり、3〜5日程度プレイして内容を把握します。メーカーからもらった資料を参考にしながらプレイし、「この情報は誌面 にも載せたいな」とか「ここはマップが必要だなー」とか考えながらプレイします。

その後、誌面の大まかなレイアウト案(ラフ)を書きます。これが一仕事。写 真、文章、イラストなどの配置をおおまかに決めるわけです。ラフのいい記事は立派な記事になります。ラフの悪い記事はいくらいじってもダメです。骨組にあたる重要な作業。その入魂のラフを編集部まで持って行き、再び打ち合わせ。

「ここはマップをいれたいわけよ」


「ふむふむ。でもここが単調になるから、なんか囲みで入れない? それと、ここの情報は欠かせないでしょ」

「え〜それ入らないよ。8ページじゃ足りない」

などと二人で相談しながら煮詰めて書き直し、レイアウト案(ラフ)が決定します。このラフは編集長にも見せて、承諾が下りれば確定です。


写 真撮影

次に、画面写真の撮影に入ります。誌面で使う画面写真を、専用の機材を使って撮影するわけです。これがラフ作成に続いて一仕事。ゲームの種類、機材の種類、写 真の枚数にもよりますが、けっこう時間がかかります。10時間かかるゲームなら、最低でも10時間かけて撮影するわけで、撮影の手間が入ればもっとかかるでしょう。その間、編集部の撮影機材の前で延々プレイをすることになります。

「ちわぁス」

編集
Sさん
「こんちわぁ。お、もがみさんここ2、3日通 い詰めだね。ずっと撮ってるじゃん」

「えへへ〜。これがなかなか終わりませんで」

といった調子で、撮り終わらなければ翌日に持ち越し。まあ2、3時間で終わる場合もまれにありますけどね。

さて、レイアウト案ができあがり、画面 写真も撮れました。実際の文字を書く作業はまだもうちょっと先のことです。とりあえず、次回に続きます。

 

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